Greeting
2021年9月吉日
第26回 日本基礎理学療法学会学術大会
大会長 浅賀 忠義
北海道大学大学院保健科学研究院
日本基礎理学療法学会主催の第26回日本基礎理学療法学会学術大会を、2021年10月23日(土)、24日(日)の2日間、札幌コンベンションセンターにて開催させて頂くことになりました。但し、COVID-19の感染状況によりWEB開催となる可能性もありますことをご承知おき願います。
日本基礎理学療法学会は、理学療法学における学際的な科学的基盤としての基礎理学療法学の発展と発信の場として設立されました。また、この春に予定されております一般社団法人日本理学療法学会連合の誕生に伴い、法人としての社会的責務が求められるようになります。理学療法は Science&Art と表現される通り、分科学会化に伴う基礎理学療法学会の役割は “Science” としての学術的価値を高めることではないでしょうか。
そこで、本学術大会では本分科学会設立の趣旨に再度立ち戻り、「サイエンスとしての基礎理学療法 ~beyond evidence to scientific insights ~」と題し、特別講演では長谷公隆先生(関西医科大学)に、教育講演では山下俊英先生(大阪大学)、牛場潤一先生(慶應義塾大学)、征矢英昭先生(筑波大学)、黒木裕士先生(京都大学)、松井祐介先生(名古屋大学)、李佐知子先生(名古屋大学)、橘田岳也先生(北海道大学病院)、山田崇史先生(札幌医科大学)にご講演頂きます。さらに、シンポジウムでは野村泰伸先生(大阪大学)、安田和弘先生(早稲田大学)、門根秀樹先生(筑波大学)にご講演頂き、森岡周先生(畿央大学)、高橋哲也先生(順天堂大学)、加藤浩先生(山形県立保健医療大学)からは基礎学会の在り方について提言して頂きます。さらに、共催シンポジウム1題に加え、本学術大会では初めて、海外招聘講演(Martina Mancini先生: Oregon Health & Science University, USA)を開催することとしました。多くの講演と300題以上の一般演題を通して、理学療法の科学的基盤となる基礎研究、それらの研究を科学的論拠に基づいてどのように臨床へ展開するのか、更に将来の理学療法に対していかに貢献し得るのかについて学際的な視点から議論できる場となることを期待しております。